業務系からWeb系へ

業務系プログラマーがWeb系プログラマーに転職するためには、マーケティングのノウハウやスキルを身につける必要があるだろう。
業務系プログラマーが開発しているシステムは、ユーザーが本来の業務を行うために必要としているツールだ。そのため、開発するシステムはユーザーの要件によって違いがある。業務系プログラマーは案件ごとに異なる業務知識をその都度把握し、設計開発しなければならないのだ。
つまり業務系プログラマーが都度必要とする業務知識はユーザーの案件によって異なるため、業務知識という面においてユーザーより優位に立つことは困難であるといえるだろう。

しかしWeb系プログラマーが開発しているシステムは、特定の業務を効率化させるためのツールだけではない。インターネットを活用し、商品の良さをアピールして購買に繋げたり、市場に潜む潜在的なニーズを探ったりするためのツールが多い。そのため最初から明確に決まった仕様のものを開発するよりも、トライアンドエラーで常に高い結果を求め、探索していくための開発を継続していくことが一般的だ。
つまりWeb業界で必要となるスキルは特に決まっていない。自らが行うべきミッションをより高い精度で実現させるために、自らが必要なスキルや技術を身につけていく必要があるのだ。
このように業務系プログラマーがWeb系プログラマーに転職する場合、言語スキルだけでなくWebマーケティングに関するスキルも必要といえるだろう。